発達特性と共に生きる私の物語

えりな

 

「気がついたら、いつも困ってた」

Aさんが振り返る子ども時代は、

言葉にできない日々の連続でした。

 

きょうだいと喧嘩をしても、

自分の感情が何なのかわからない。

伝えたいのに、言葉が見つからない。

お母さんに怒られて、 つい手が出てしまう自分。

 

 

「文字は読めるけど、 意味は理解できていなかった」

本が好きで、よく図書館で読書をしていた小学生時代。

でも相手の気持ちもわからなくて、

美術の授業で思ったままを描いて みんなに怒られても、

なぜなのか分からない。

 

そんな日々でも、部活の先輩に可愛がられて、

守られて、仲間ができた。

それが、唯一Aさんの心の支えになりました。

 

「宇宙人」と呼ばれても気づかなかった

成長の過程で、自分の特性に 気づくきっかけはなかったといいます。

「不思議ちゃん」と言われても、

嫌味を言われても、

言葉を言葉としてしか受け止めない。 

だから、響かなかった。

 

成人しても厳格なルールのある職場で

根性だけでなんとかやってきた。

「お母さんも少し変わってたから、 そういうものだと思ってた」

だから自分の特性に気づいたのは、

ずっと後になってからだったそうです…

今Aさんは、 付箋とメモで忘れることに対処しています。

優先順位も全部同じに感じてしまうから、 付箋で管理する。

そうやって日常生活も自分のニガテを理解し、

なるべく自分でできるように

工夫しながら生活されています。

 

そして子育てが始まってからは忘れてもイライラしなくなった。

「まぁ、しょうがないかって 思えるようになった」

子どもが可愛すぎて、 そんな自分でもいいんだと思えるようになれた。

親になった今、こんな嬉しい感情の変化があったそうです。

 

そんなAさんが、今親に伝えたいこと

それはコレでした。

 

「普通でいなさい!」

この言葉がいちばん辛かった。

「私が納得いくまで、 いろんな説明をしてほしかった」

考えてもわからないことがある。

それを「考えればわかるでしょう」と 言われるのが苦しかった。

 

もっと私主体で、尊重してほしかった。

「今こういうことがあって、 こういう感情なのかな?」

一緒に感情を探してほしかった。

 

そんな想いを、今やっと

少しずつ言葉にできるようになりました。

 

 

 


 

Aさんの物語は、 困難の中にも希望があることを教えてくれます。

言葉にできない想いを抱えながらも、

仲間に出会い、仕事を続け、

今は母として子どもを愛している。

 

だからきっと、どんな子でも

特性は個性として、 その子らしく生きていける。

 

 

ぜひお子さんの「わからない」に、

一緒に寄り添ってあげてください。

「そんな自分でもいいんだ」

そう思える日が、きっと来ますから。

 

 

育児って、毎日うまくいく日ばかりじゃありませんよね。

 

⚫︎イライラしてしまう日

⚫︎「もう無理!」って思う日

⚫︎自分を責めてしまう日

 

誰にでもあります。

でも大丈夫。

抱きしめて、「大好きだよ」と伝えるだけで、

子どもは安心します。

 

完璧なママである必要はありません。

今日もあなたなりの愛情で、

子どもを包んであげてください。

それだけで、十分すぎるほど素敵なママです。

このAさんの想いが、

悩めるママ達の希望となりますように…